Obsession Pour Hautbois Et Piano

日本生まれの篠原誠は1931年生まれ。東京芸術大学で学んだ後、パリ国立高等音楽院に移る。エレクトロニック・ミュージックに情熱を傾けるが、オーボエとピアノのための崇高な「オブセッション」など、その作品は多岐にわたる。1960年に作曲されたこの曲は、篠原がパリ・コンセルヴァトワールでオリヴィエ・メシアンをはじめとする実験的な作曲家たちに師事し、研鑽を積んだ直後の作品である。調性、リズム、ダイナミクス、テンポ、アーティキュレーション、メロディーの共有など、オーボエとピアノの魅力を存分に発揮している。挑戦的でありながらエキサイティングでユニークな現代作品をレパートリーに加えたいと考えているすべての上級オーボエ奏者にとって、篠原の『オブセッション』はまさにうってつけの作品である！
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