Walzer op. 54

ピアノのための8つのワルツ作品54は、1880年にシムロック社から2巻で出版された。その1年前、プラハの国民協会の舞踏会委員会は、第30回年次舞踏会のプログラムを新しい舞踏曲で充実させるよう、チェコの著名な作曲家に依頼した。ドヴォルザークはワルツを選んだ。彼が作曲した曲は、ワルツという舞曲の典型的な図式を守ってはいたが、リズムや動きの自由という概念が含まれており、実用的な舞曲には適していなかった。ドヴォルザークはこのことに気づき、より特徴的な主題を使って、ピアノ連弾のための独立した演奏会用ワルツをいくつか作ることにした。こうして一連のワルツが始まり、そのうちの2曲は弦楽四重奏用に作曲された。これらのワルツは、すぐにコンサートの舞台や家庭で歓迎されるようになった。この出版は、最初の「アントン・ドヴォル作品全批判版」の一部である。
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作曲家: Dvorák, Antonín
楽器: piano 鋼琴
出版社: Bärenreiter 騎熊士(小熊版)