Sur le même accord Nocturne for Violin and Orchestra

Sur le m?me accord（一つの和音について）は、副題が示すように、夜想曲のような作品である。1つのムーヴメントではあるが、その中心には2つの表現的なセクションがあり、それらはより急速な書法と交互に繰り返される。ソリストはオーケストラと協奏的な役割を果たす。ソロ・パートとオーケストラのテクスチュアの両方で、6音の和音が、作品全体を通して、隠されて、あるいはよりあからさまに、オーケストラから引き出されたソリストに与えられて聴こえる。作品の冒頭で、独奏ヴァイオリンがこの6つの音程を、最初はモノディーとして、次にダブルストップで告げ、この素材はその後、様々な楽器群によって縦に分配される（和音として演奏される）。この比較的短い作品は、15年ほど前にポール・ザッハーから紹介されたアンネ＝ゾフィー・ムターに捧げられている。それ以来、多くの作曲家を虜にするこの偉大な芸術家は、現代作曲家に様々なジャンルの新作を委嘱することで、彼女のレパートリーに現代の音楽を絶え間なく加えている。-アンリ・デュティユー
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