Morsima-Amorsima ST/4-1, 030762

タイトルの説明： モロス＝運命、死。モルシマ＝運命から来るもの。アモルシマ（aは否定助詞）＝運命に由来しないもの。この作品は、ST/10と同じプログラムの結果だが、楽器の組み合わせは異なる。この作品は、クセナキスによって考案された特別な確率論的（probabilist）プログラムに従い、パリの電子頭脳7090 IDMによって計算された。このプログラムは、『アチョリプシス』ですでに定式化されていた「作曲の最小規則」というテーゼから派生したものだが、フランスIBMで機械化できるようになったのは、それから4年後のことだった。このプログラムは、作曲家が何年も前から作曲に導入していた確率法則の複合体である。彼は電子頭脳に、あらかじめ計算されたシークエンスのすべての音を次々に定義するよう命じる。まず、その発生の時間、次にその音色の種類（アルコ、ピチカート、グリッサンドなど）、その楽器、そのピッチ、それが発生するグリッサンドの勾配、音の放出の持続時間とダイナミック。