Partita/Prélude & Fugue à deux voix pour flûte seule/Trois Morceaux caractéristiques op. 51/op. 49/op. 47

19世紀に半生を、20世紀に残りの半生を送ったスイス人ヨーゼフ・ラウバー（Joseph Lauber、1864～1952）の作品は、近代というよりは後期ロマン派に近い。初期の作品にはドイツ・ロマン派の影響が見られるが、その後はパリ滞在やフランスの作曲家、特にジュール・マスネやクロード・ドビュッシーの影響を強く受けている。その上、彼はスイス音楽の伝統と密接なつながりを感じていた。この3つの要素の組み合わせが、彼のすべての作品に反映され、重厚なアレマン風の特徴とロマン派時代のダイナミズムとの間に独特のつながりを形成している。ラウバーは、楽器とそれがもたらす可能性について深い知識を持っていた。さらに、彼の楽器編成は素晴らしく、彼の室内楽は傑出している。
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作曲家: Lauber, Joseph
校訂者: Eppel, Henner
楽器: flute
出版社: Musikverlag Zimmermann