No. 42 (In the Alps - an animated concert)

第42番（アルプスにて）は、メロドラマと表現するのが最もふさわしいかもしれません。テキストの物語と音楽の物語の関係、オペラの歴史、初期の映画、19世紀の演劇の実践、そしてアルプス地方の民謡やポピュラー音楽など、私が魅了される多くの題材が組み合わされている。幼い赤ん坊として登頂不可能な山頂に取り残された少女（ソプラノ）は、山の動物たちから歌を教わる。登頂不可能な山頂のはるか下にある村に住む少年ボブリ。彼は生まれつき口がきけず、トランペットを吹くことで世界とコミュニケーションをとっている。ボブリは、谷に流れてくるソプラノ歌手の歌を耳にする。ソプラノ歌手は、風に吹かれて聞こえてくるボブリのトランペットの調べに耳を傾ける。この作品では、天地創造（またはビッグバン）から始まり、孤独な存在、素朴な村の生活風景、大工仕事、多くの山羊、片思い、そして失敗する運命にある探求で終わる。ライブ・パフォーマンスでは、ミュージシャンの後ろのスクリーンに、サイレント映画の字幕のようなスタイルでテキストが映し出される。

作曲家: Ayres, Richard
楽器: soprano and ensemble
出版社: Schott Music