Antigone AST 298 Tragédie lyrique in two acts

ミキス・テオドラキスによる『アンティゴナエ』のリブレットは、ソフォクレスの同名悲劇を基にしているが、エスキロスの『テーベに対する七人』やエウリピデスの『フェニキア人』の一部も取り入れられている。この作品は、まったく異なる2人の人物、すなわち、一方では地上の権力の擬人化（エテオクレス）、他方では宗教的義務の擬人化（ポリネイス／アンティゴネー）の対立に焦点を当てている。テオドラキスに特別なインスピレーションを与えたこのドラマの政治的側面において、作曲家は神話の永遠の要素、そして何よりもギリシャ現代史との関係を認識している。(イリアス・ジャンノプロス）
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